第36回「食中毒の3つの法則」

おはようございます。
皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨
昨日から梅雨入りしましたね。
これからの時期に注目する食中毒についてお伝えします。

本日36回目は「食中毒の3つの原則」です。

気温や湿度が上昇する梅雨や夏は、食中毒に対する注意が必要です。
食中毒は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱といった症状の他、最悪のケースに至る場合もある恐ろしい病気です。
食中毒の原因は、主にウイルス・細菌・化学物質・自然毒の4つとされているため、それぞれの原因に対して日頃から十分な対策をとる必要があります。

食中毒予防として大切な3つは、菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」の3原則です。

①菌を付けない
食中毒予防のためにまず注意することは、細菌をできるだけ食品に付けないようにすることです。食べ物を扱う前の手洗いを徹底し、調理器具(特に包丁やまな板など)はその都度丁寧に洗い、消毒してから使用することをおすすめします。消毒液がない場合は、調理に使った包丁やまな板にも、熱湯をかけて消毒しておくと安心です。

②菌を増やさない
菌を増やさないためには、食品を低温で保存することが大切です。多くの細菌は、10~60度の温度で増殖するといわれています。
必ず冷蔵庫や冷凍庫で食品は保存することが大切です。作り置きは注意です。

③菌をやっつける
菌をやっつける方法は、加熱処理がおすすめです。ほとんどの細菌やウイルスは75度で1分間以上加熱すると死滅します。
カキやシジミなどの二枚貝の汚染が原因のノロウイルスは85度〜90度以上・1分以上の加熱が必要です。
*なかには100℃以上で数時間加熱しても死なない菌もあります。その代表的なものが、ボツリヌス菌セレウス菌、ウエルシュ菌です。
ボツリヌス菌は120度で4分間、セレウス菌は100度で30分間、なんとウエルシュ菌は100度で4時間以上加熱しないと死滅しません。

お伝えしました食中毒の予防3つの方法は、
①手洗い・消毒 ②低温保存 ③加熱処理です。
この3つは皆さまも日頃から気をつけられていることと思います。
明日は、身近な生活の中で食中毒を気をつけるポイントを詳しくお伝えしたいと思います。
素敵な一日を☺️