第37回「食中毒を気をつけるポイント」

おはようございます。
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨

本日37回目は「食中毒を気をつけるポイント」です。
細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生しています。その原因となる細菌の代表的なものは、腸管出血性大腸菌(O157O111など)やカンピロバクターサルモネラ属菌などです。食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20度)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらい(約36度)の温度で増殖のスピードが最も速くなります。

例えば、O157O111などの場合は、7~8℃ぐらいから増殖し始め、35~40℃で最も増殖が活発になります。また、細菌の多くは湿気を好むため、気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えるリスクが高くなります。

ほとんどの細菌やウイルスは75度で1分間以上加熱すると死滅しますが、昨日お伝えしました加熱しても死滅しない3つの菌(ボツリヌス菌セレウス菌、ウエルシュ菌)の特徴と予防のポイントをお伝えします。
ボツリヌス菌
酸素のない状態になっている食品が原因となりやすく、ビン詰、缶詰、容器包装詰めの食品、保存食品(ビン詰、缶詰は特に自家製のもの)を原因として食中毒が発生しています。
容器包装詰めの食品の中でボツリヌス菌が増殖すると、容器は膨張するので、膨張している物は食べないでください!
予防方法としては、もし保存食品を自分で作る場合は、必ず75度以上で加熱をしてください。

ウェルシュ菌
カレー、煮魚、野菜の煮物などの煮込み料理が原因となることが多いです。
予防方法は、加熱調理した食品の冷却は速やかに行い、室温で長時間放置しないことです!また、食品を再加熱する場合は、十分に加熱して、早めに食べることがポイントです。

セレウス菌
セレウス菌は、河川や土の中など自然界によくいる細菌です。
土がつきやすい穀類や豆類、香辛料などが主な感染源となり、チャーハンやスパゲティ、スープなどが原因食品となっています。
予防方法は、一度に大量の米飯やめん類を調理し、作り置きをしないことです。
この時期は特にチャーハンなどを作った場合、置きっぱなしにはしないでくださいね!
穀類等が原料の食品は、調理後は小分けして速やかに低温保存(8℃以下)することです。

きれいにしているキッチンでも、食中毒の原因となる細菌やウイルスがまったくいないとは限りません。食器用スポンジやふきん、シンク、まな板などは、細菌が付着・増殖したり、ウイルスが付着しやすい場所と言われていますので、毎日熱湯又は消毒をしてくださいね✨🤗