第90回「脂質」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨

本日90回目のTsunaguは「脂質」についてです。脂質は体内でどんな役割をしているのかというと、
●細胞膜の主要な構成成分
●エネルギー源(炭水化物やたんぱく質の約2倍のエネルギー量)
●臓器を保護するクッションの役割
●放熱を調整し、体温を維持する
脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)やカロテノイドの吸収を助ける 
コレステロールは細胞膜の構成成分のほか、ホルモンやビタミンDの前駆体(前の段階の物質)となる
など。私達の身体を作ったり、守るためにさまざまな役割を担っています。

脂質を構成する主成分は脂肪酸と呼ばれ、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

🟠飽和脂肪酸
動物性食品に多く含まれ、常温で固体の脂質。摂り過ぎると、血液中のLDL-C(悪玉)や中性脂肪を増やし、血液に粘度を出して心疾患のリスクを高めます。
*多く含む食品は、肉類の脂肪、バター、ラード、生クリーム・ホイップクリーム、乳製品、ケーキなど。

🟠不飽和脂肪酸
魚の油や植物油、大豆油などに多く含まれ
主に常温で液体の脂質。

「一価不飽和脂肪酸」や「多価不飽和脂肪酸」「トランス脂肪酸」があります。

🔵一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸
血液中の余分な中性脂肪コレステロールを減らし、血液をサラサラにして血栓を防ぐ。特に青魚の油に多い多価不飽和脂肪酸は心疾患のリスクを下げるとされています。
*多く含む食品は、オリーブオイル、さんま、いわし、さば、大豆油、紅花油、ごま油。

🔵トランス脂肪酸
常温で液体の植物油に水素を添加して工業的に製造された脂質。LDL-C(悪玉)を増やすだけでなく、HDL(善玉)コレステロールを減らし、動脈硬化などによる心疾患のリスクを高める。
*多く含む食品は、マーガリン、ファットスプレット、ショートニング、これらを使ったパン・ケーキ・ファストフードの揚げ物、カップ麺やスナック菓子、コーヒークリームなど。

日本ではまだ表示の義務はありませんが、一部の国ではトランス脂肪酸の栄養表示を義務づける動きがあります。
脂質の種類への理解を深めて、毎日食事で使う油の質を変えて、生活習慣の改善に取り組んでいくことが大切ですね。
その生活習慣の改の積み重ねが身体にどう影響しているのか、健康診断を毎年受診して、経年で検査結果を確認していきましょう🙌🏻
明日は、脂質と関係している「コレステロール」についてお伝えします。

今日も素敵な1日を✨