第99回「味覚」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨
今日は中秋の名月🎑ですね。今晩、ゆっくりとお月様を愛でたいと思っています。

本日99回目のTsunaguは「味覚」についてです。
皆さんは普段、食事を味わって食べていますか?子どもの味覚に関する調査では、およそ3割が「味覚」を正しく感じとることができていないという結果が出ているそうです。

健康な舌の表面には、味を感知する「味蕾(みらい)」という小さな器官が7千~1万個存在しています。味蕾は新陳代謝が非常に活発で、「亜鉛」の働きにより、7~10日間で新しい細胞と入れ替わります。
1つの味蕾で、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の全てを感じることができ、味蕾で感知した味は、神経を介して脳に伝えられます。

味覚の異常として、次のようなケースがあります。
・味が薄く感じられる(徐々に進行すると自分では気づきにくい)
・味が全くわからない(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味を感じない)
・本来の味とは違う(塩辛いものを苦く感じるなど)
・口の中に何もないのに味がする(苦味や甘味などの味を感じる)
・嫌な味に感じられる(金属味や渋味など)        

思い当たる症状はありませんか?

味覚異常の多くは、亜鉛不足により、味を感知する味蕾の数が減少することによって起こると言われています。そして、亜鉛不足の原因としては次のものが考えられます。
①偏った食生活 亜鉛は体内で合成されないため、食品から摂取する必要があります。偏食やダイエットなどにより亜鉛の摂取量が不足したり、加工食品に含まれる食品添加物によって亜鉛の吸収が妨げられると、亜鉛不足に陥りやすくなります。

②薬の副作用 亜鉛は様々な薬の作用で体外に排泄されてしまうことがあります。

③疾患によるもの 貧血、消化器疾患、糖尿病、肝臓病、腎臓病などがあると、亜鉛不足になりやすいと言われています。

🔴亜鉛不足の解消法
亜鉛を多く含む食品を摂る
亜鉛は、牛肉、牡蠣、いわし、うなぎ、しいたけ、海藻類、緑茶などに多く含まれています。また、亜鉛の吸収を良くするビタミンCを多く含む食品(野菜、果物)を組み合わせるのも効果的です。

②加工食品を控える
インスタント食品やレトルト食品、ファストフードなどの加工食品の摂取が多い方は、食品添加物による亜鉛の不足に注意が必要です。

③アルコールは適量を守る
肝臓がアルコールを分解するために、大量の亜鉛を必要とします。アルコールは適量を守り、おつまみには亜鉛を含む食品を取り入れるようにしましょう。

また味覚を鍛えるためには、味の濃い加工食品は控えて、素材の味を活かした薄味の食事を心がけることも大切です☺️
健康管理のためにも、味覚を保ちながら、毎日の食事を美味しくいただきたいですね🤗

今晩、素敵なお月見を✨🎑