第50回「唾液の凄さ」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨

本日50回目のTsunaguは「唾液の凄さ✨」です。
今、抗菌&除菌を意識して、特に手洗いやうがいを頻繁にされている方が多いと思います。ウイルスは、口や鼻などの粘膜を通して体内に入って来ます。そこで今注目していただきたいのが「唾液の力」です。唾液の99%は水分ですが、残り1%に含まれている100種類以上の成分の中に、抗ウイルス・抗菌の作用をもつ免疫物質があります。唾液は口の中を洗い流す天然の洗剤とも言われています。

新型コロナウイルスが口の中の細菌と一緒になって肺に入り込むと、重症化することがわかってきています。口の中を綺麗にして唾液力を高めることは、感染予防にも、重症化の予防においても不可欠です。

🔵まず大切なのは、①歯磨きと②舌磨きです。①歯磨き
最も重要なのは、朝一番起きたらすぐにまずうがいをして、歯磨きやることです。朝の口内は細菌まみれです。寝ている間は唾液がほとんど出ないので、自浄作用が働きません。寝る前に歯磨きをしていても、朝起きたときには30倍ぐらい細菌が増えてしまいます。そんな状態で飲み物を飲めば、細菌を全部飲み込むことになってしまいます。
②舌磨き
舌の奥に溜まる舌苔はのどに近いから付着しやすいです。舌クリーナーを使って、粘膜を傷つけないように優しく舌を磨きます。

🟢唾液力を高めるには、毎日の食事や習慣で高めることができます。それは「よく噛む」ということです。
「食べ物は、液体になるまで噛んでから飲み込むこと。飲み物は良く噛むこと」この言葉はガンジーが遺した言葉だそうです。

唾液には分かっているだけでも、20種類以上の酵素と12種類以上のホルモンがあると言われています。分かっている酵素の1つに、解毒殺菌効果のある「ペルオキシダーゼ」があります。自然界の動物は、怪我をすると自分で舐めて治しますが、昔は怪我をすると「唾をつけといたら治るよ「と言われたりもしました。また、どんな発癌物質も30秒唾液の中に漬けておけば無害化されると発信している歯科医師たちもいるそうです。

唾液腺が刺激されて活性化すると、ホルモンの分泌も盛んになります。脳内ホルモンも他の体内ホルモンと同様、唾液との関係が非常に深いので、唾液がよく出る人は認知症にもなりにくく、ドライマウス口内炎ができやすい人は脳や体のホルモンも少ない傾向にあります。噛むことは、脳を活性化させる上でももっとも重要なことなのです。

ぜひ意識して、よく噛むことで唾液を増やして、外からの抗菌&除菌グッズに頼らないで自分の免疫力を一緒に高めていきましょう✨🤗