第76回「免疫」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨

本日76回目Tsunaguは「免疫」についてです。ウイルスに勝つには免疫力を高めることが大切だということは、テレビや新聞、本を見ても常にそのような情報を聞きます。
免疫とは何か?わかりやすく簡単に、今日、明日と2日に渡りお伝えします。これからの時代、免疫力を高めることが大事な時代に入っています。

🔴身体を守る免疫システムとは?
人の身体には異物や病原体(抗原)などから身を守るための防御システムが備わっています。この防御システムは3段階あります。
①皮膚や粘膜による物理的な防御。
②侵入してきた病原体に対して自然免疫による防御。
③最終段階の獲得免疫による防御。

①の皮膚や粘膜などの物理的な防御システムをかいくぐって身体に侵入してきた異物や病原体(抗原)などに対して、「この異物は危険だから排除してください!」と②の自然免疫が発動します。
ここで活躍するのが好中球、NK細胞、マクロファージです。

さらにそれでもかいくぐってくる場合には③の獲得免疫が発動します。
ここで活躍するのがキラーT細胞と免疫グロブリンです。

この②と③で異物や病原体(抗原)を攻撃する細胞のことを「免疫細胞」といいます。
この免疫細胞にはいくつか種類があり、それぞれ役割分担があり、自分の仕事を滞りなくすることで敵を排除していく。
これが身体を守る免疫システムです💪
毎日、休みなく私達の身体の中で働いてくれていることに感謝です。

🔴免疫細胞について
免疫細胞の中心は白血球です。この白血球の中で特に重要な役割を果たすのが、好中球、マクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞です。
病原体(抗原)が身体の中へ侵入してくるとまずどんな敵でも関係なしにやっつける特攻隊長がいます。これを防御システムの2段階目の「自然免疫」といい、この自然免疫は私達が生まれつきもっている防衛システムで、好中球、NK細胞、マクロファージなどの細胞がその中心です。
これらは「食作用」といって、抗原を食べるように攻撃してやっつけてくれます。

有害で危険だと判断すると合図を出します。これを「抗原提示」といいます。
この抗原提示によって、サイトカインが放出されてヘルパーT細胞が合図を受け取り、「助けて!」といってさらにサイトカインを放出して最強の殺し屋と言われている「キラーT細胞」を呼んできます。
このキラーT細胞は決まった病原体をロックオンして突進していきやっつけるそうです。

さらに、ヘルパーT細胞はキラーT細胞だけでなくB細胞もつれてくるそうで、このB細胞は形質細胞となり、「抗体」を産生します。
この抗体のことを「免疫グロブリン」といいます。免疫グロブリンには5種類ほど種類があり、病原体の性質によって作用する免疫グロブリンが異なるそうです。
このキラーT細胞と免疫グロブリンによる防御システムを3段階目の「獲得免疫」といいます。

このような流れで人は病気にならないように、病原体に対して防御システムを毎日、常に発動しています。人間の身体ってすごいですよね✨

今日は免疫システムについてお伝えしました☺️ 私はこの免疫システムを分かりやすくする為に絵を書いてイメージをしながら理解しました。コロナ感染を恐れるだけではなくて、ご家族の方や子供さんと一緒に絵を書きながら自分の身体の中で頑張ってくれている免疫システムについて楽しくお勉強してみてください✨☺️