第75回「運動」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨
お盆はいかがお過ごしだったでしょうか?
毎日暑い日が続いていますが、ご自愛ください🎐

本日75回目Tsunaguは「運動」についてお伝えします。
運動と聞くと激しいスポーツや肉体労働などをイメージしますが、もう少し間口を広げて、まっすぐ立って姿勢を意識して歩くとか、物をつくるといったことを含め身体を動かす身体活動のことを運動とします。

運動を行うと人の体内では代謝が高まり、血の巡りがよくなり、脳の働きも活発になります。その結果として、健康を維持できるだけでなく、仕事や勉強の効率も高まります。
最近の米国NIH(国立衛生研究所)の調査では、強度が低くとも余暇に身体活動に興じる人の平均寿命が数年延びることも示唆されているそうです。ですので、日常生活の中で運動を続けることはとても重要です。

しかし現代の労働環境や生活環境は、デスクワークが増えて、肉体労働のような身体活動の高い労働に携わる機会は減り、日常生活の中でもエレベーターや車、掃除機などにより身体を動かすことが少なくなりました。
このように、日常生活の活動性が低下した状態を「不活動」と呼びます。

不活動は、代謝が低下し、血の巡りが悪化して、脳の働きも低下します。現代社会では、肥満、2型糖尿病、高血圧の方が増えていますが、これらの生活習慣病が発症してくる背景には、身体活動量の低下が大きく影響していると考えられています。さらに、糖尿病は認知機能障害の発症・進行を促すので、身体活動量の低下は、認知症の増加にもつながる可能性があります。

🏃‍♀️🏃🏻‍♂️運動が身体によいことは分かっていても、毎日の生活の中で運動を続けるのは難しく、運動を習慣化できている人は限られています。その理由はいろいろありますが、簡単にいうと「運動するのは面倒」で「楽しくない」からです。運動を続けるには、特別に激しいスポーツをする必要はなく、いつでも手軽に始めることができる軽い運動をするのが続けるコツです。ラジオ体操やヨガ、通勤で歩くこと、家の片付けなど家事をしながらのながら運動でも、何気なく生活の中でできる活動もあるので、何でもよいと思います🤗
その際、運動を続けやすい環境を整えることも重要です。環境といっても自然な環境などいろいろな環境がありますが、一緒に運動する仲間のいる環境をつくることでも運動は長続きしやすいです。

ヨガや太極拳、歩く、サイクリングといった非常に軽い運動を10分間行うだけで、脳の一部(前頭前野の背外側部や海馬)が活性化して、実行機能、注意集中力、記憶力が高まることを明らかになっています。また興味深いのは、運動をして「楽しい✨‼️」と感じると気持ちが前向きになり、さまざまな課題にも取り組みやすくなると考えられます。
 
いくつかの研究でも人が運動を続けるためには、運動は健康によいことが分かっているだけでは不十分で、「運動はやってみたら気持ちが良い🏃‍♀️‼」️「運動を続けたほうがパフォーマンスも高まる🏃🏻‍♂️‼️」と感じることが重要な要因だといわれています。 

まず軽い運動を始めて、ご自分が何か身体の変化や気持ちの変化を感じるまで続けることが運動を習慣にするポイントです✨‼️