第58回「2020年熱中症の予防」

おはようございます🌞
今日も皆さまにとって健康で幸せな日でありますように✨

本日58回目Tsunaguは「2020年熱中症の予防」についてです。
今年の夏は熱中症対策に加えて、新型コロナウイルスの感染予防も必要となっています。熱中症予防には、暑さが本格化する前に、少しずつ身体を暑さに慣らしていく「暑熱順化」が大切です。しかし今年は、外出の自粛やテレワークなどが続き、緊急事態宣言解除後も私たちは「夏の身体」になる準備が十分にできていない人が多いと言われています。

本来は4月、5月、6月と徐々に蒸し暑くなっていく中で、通勤や通学、運動やレジャーなどの身体活動を行うことで、血管が拡張して血流量が増えて、汗をかきやすくなるという、身体の準備が整ってきます。
汗をかくとその汗が乾くときに身体の表面の熱が奪われ、体を冷やします。また、その影響で身体の表面を流れる血液も冷え、それが全身を巡ることでも、身体は冷えるのです。

こうした身体の準備ができないままに、本場の夏を迎えるのと同時にマスクをすることで呼気も吸気も温められ、皮膚表面からの放熱が抑えられることでも、身体は温められてしまいます。

6月1日に、日本救急医学会や日本感染症学会など4学会が共同で、「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言」を発表しました。

*5つの提言 今夏の熱中症予防の注意点
①室内換気と温度調節
温度調節については、一般には室温が28度、湿度が70%を超える場合はエアコンの使用が勧められています。これはあくまで目安で、
日中は自分が最も過ごしやすく、夜はぐっすり眠れる温度を見つけて調整することが大切です。温度と湿度計が分かる時計を置くことをおすすめします。

②マスクの着脱と水分摂取
マスクの着脱は状況に応じて、交通機関や公共施設、スーパーなど屋内でも人の多い場所ではマスクの着用が求められますが、屋外での移動や活動をする時は、人との距離に配慮した上で、マスクを適宜にはずして、休憩を取るようにします。
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を摂取する。

③適度な運動と暑さへの慣れ
室内外での適度な運動で少しずつ暑さに身体を慣れさせます。

④孤立を防ぐ
一人暮らしの方など熱中症のリスクが高い人が孤立しないように頻繁に連絡を取り合いましょう。

⑤体調管理と観察記録
日頃、体調管理を行い、観察日記をつけておく。

夏場の水分摂取は、脱水を防ぐだけでなく、身体を冷やすという意味でも大切です。
特に今夏は、マスクを着けての移動が多いので、水分補給は常に意識をして、ご自身の体調やご家族の体調の変化にも意識をして
梅雨ももうすぐあけますが、安全で楽しい夏をお過ごしください🍉🤗